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あちゃー。。。 ⇒ そうなりますか。。。

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$154:色のない濃霧。 味のない食物。 救いのない影。

22時近くに帰宅すると

外から警報ベルが 鳴り響いた

防犯ベルなのか 火災ベルなのか 分からない

10分ほど 鳴り続いた

窓を開けて外の様子を見た

どこから鳴っているのかわからない

15分後 消防車がきた

どうやら 100メートル離れた携帯ショップが現場らしい

飛び火の可能性がないことを確認できたので 僕は窓を閉めた

20分後 外が騒がしいので 再度 外をみた

眼下には 10数人の観察者がいた

携帯で状況を話している者 写真をとっている者

親子づれで観察する者

色々な者が 下で立ち止まっていた



その時 とても様々なことを考えた

野次馬

 第三者的にしか事態を捉えられない我々

  危機感の喪失

   イベント性に飢えた日常

     正常な反応 か もしくは馬鹿ども



僕のまわりの生活とは

色のない濃霧 に覆われていると思った

第一 生きることに 主体性をみいだせていないのだ

「 ああ やはり その結論に達するのか 」

そう 何度も思い返す生活を 悪夢のように繰り返している

「 進歩がない 」 といえばそれまでの事だが

なぜ こうも進歩できないのか その議論を なぜか喪失していることに

気付く

それを 何度も 何度でも 今後死ぬまで 繰り返すのだと

その果てしないループだけは

きっと 誰もが認識しているのだろう



30分後 ベルは鳴り止んで

群集は あっというまに 散っていった



その 色のない濃霧の 密集 と 拡散 を見て

また 色々と考えたが もう忘れた






妹からメールがきていた

 「 京都に旅行にいってきたよ おみやげ 部屋においておくね 」

電話してお礼を言うのに併せて 今日の騒動を伝えた

妹は 野次馬に対して 「 迷惑だね 」 と言った

その一言で 何かが 救われた気がした

家族って ありがたい

それがあれば 生きていけるんだろう

ただ それだけが救済であり

濃霧を拭い去ることのできない 根源でもある






(つづく)

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