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あちゃー。。。 ⇒ そうなりますか。。。

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151:虫の知らせ。 身震い。 骨が痛む。 神さま。

もう長年 大事にして 毎日手にしていた

 薄いガラスの 緑色のグラスが

  昨日 割れた

最初 グラスは欠けて

 その美しい曲線を一部 失っただけだったが

  次の日みてみると 亀裂が乱れ飛んでいた





その後 きづいた

 そのコの電話をダイヤルすると

  「 おかけになった電話番号は

     現在 使用されておりません  」

その時 繊細な緑のグラスに ひびが走る時の音を思った





そのコは

幼い頃に 父親から虐待を受けていた

その思い出は 彼女の生きる通り道に影を落として

彼女は 高校を出てすぐ 家を捨てた

そうして 遠地の旅館で住み込みのアルバイトをしたり

夜を恐れ 眠れなくなり 一晩中 電車に乗っていたり

公園のコンクリートのかまくらでひざを抱えたり

いつどんなときも 部屋の電気を消せなくなったり



そうやって 生きてきた





その彼女の助けになりたい と願い

これまで 定期的な連絡を続けてきた

しかし

もしかしたら その連絡すらも

彼女にとっては 安堵でありながら 過去を呼び戻す水

だったのかもしれない




彼女は 肝臓を患っていた

しばしば 入院をくりかえして生きていた

そうして 1年前 連絡が途絶えた


「 おかけになった電話番号は

   電源が入っていないか 電波の届かない場所にあるため

    かかりません                          」


その状態が ずっと 続いていた

それでも 僕は 週に1回 ダイヤルを続けるようにしていた










そうして 昨日

 幾重もの不吉な線を描いて

  ずっと大事に思っていた グラスが割れた



神さま

僕だけの神さま



どうか 彼女をお守りください

そう 思わずにはいられなかった





僕の思考は 色々なことを 訴えている

 「 たまたま 機種交換 しただけさ 」

 「 というか お前のことなんぞ とうに忘れているよ 」

 「 いや 万が一って事態もあるかもな 」

どれであってもいい

どうか 彼女の身が 安らかでありますように




それ以上を 語れるほど

 僕は うまくできていない


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