あちゃー。。。 ⇒ そうなりますか。。。

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$120:咆哮。無に帰するもの。瓦解。鮪の目。

 土曜の朝
地元に帰るために身支度をした
翌週の月曜には役人向けのプレゼンを控えているため
普段は私服で帰るのを スーツを着て帰ることにする
どうせ私服は地元の自分の家に置いてある
余計な荷物は持たないように 土曜だというのにスーツを着た



 京王線の駅に着くと
50代くらいの男が階段の脇で正座していた
その少し前には 「じゃがりこ」の空き箱
男は 時折 土下座をし 金を乞うていた
顔をあげたその時 男の眼は 群衆に向いてはいない
曖昧な宙を 見ていた

分裂しそうになる

泣きそうになる自分
唾を吐き付けたい自分
金を与えようとする自分

どっちだ?
正解はどっちにある?

そう念じながら
男の前を 素通りした



 中央線に乗り換えて
乗降口の脇に立って外を眺めていると
隣にいた子供が奇声をあげた

「 到着までぇー あと5つー 」

連れの母親が「 静かにしなさい 」 と言った
子供は楽しくて仕方がないらしく
声をあげることをやめない
すると 母親は子供の頭を音がする程に叩いた
子供は 黙った

小さい頃

「 お前なんか 産まなきゃよかった 」

不意に
と 母に呟かれたことを
思い出した





? 「相変わらずだね」って
  昔付き合ってた女にそう言われた
  良く取っていいのか悪い意味なのか?
  良く分からず
  しばらく
  ヘラヘラ 笑ってた

  不意に視線を上げれば
  極彩色
  ネオン街の光だ
  おやじに買われて
  ホテルで刺される
  少女を描いた
  映画を思い出した

  路肩に止まった車で売ってる
  何たらケバブーをほおばる
  屍 回して
  あぶって
  切り裂き
  小さくなった
  その お肉 をほおばる

  LOVE はじめました
  そいつで大きくなりました
  LOVE はじめました
  嗚呼
  お口に合いましたか? ?





 日曜日
目が覚めて そこが自分の家だと気づき
びっくりして 「夢なのか?!」と疑念し
そんな思考自体に イライラした
どうせ 月曜からまた東京だ
自宅でゆっくりできたことを イチイチ喜ぶことすら
あまりに馬鹿馬鹿しい
そう考えて 煙草をふかした



 休日の慣例に従い
いきつけの蕎麦屋で天セイロウを食った
彩豊かな野菜の天婦羅と白身の天婦羅
海老の天婦羅を 大口でかきこみ
特上天セイロウの対価 2000円を支払って店を出た
僕は どれだけこの慣例を続けたのか
忘れない
どれだけ 2000円を放り投げたのかを
忘れない
この不毛 この不条理
しかしそれを選んだ人生 選ばざるを得ない現実を
忘れないでいく

でも この「怨み」に似た魂の振動は
いつ どこで だれに 伝わるのだろう?

コンビニでビールを買いながら そう考えた





? 殺人現場に
  やじうま達が
  暇潰しで群がる
  中高生達が
  携帯片手に
  カメラに向かって
  ピースサイン を送る

  犯人はともかく
  まずはお前らが死刑になりゃいいんだ
  でも
  このあとニュースで
  中田のインタビュー があるから
  それ見てから考えるとしようか

  LOVE よく冷えております
  時代の向かい風も受けて
  LOVE よく冷えております
  嗚呼
  イッキに飲み干せたらな ?





 今
「あとどれだけ経てば終わるんだろう」
とかいう題の小説を読んだ
でも
途中 あまりに詰らないので
結末部分を読んでみたら 本当に詰らないので
さっき ゴミ箱に捨てた



「世界」とは 個人に属する「実情すべて」 を指している
「実情」とは自分に密着したモノである必要があり
そこには形式はどうあれ
自分と情報の間での 「合意」が必要だ

ところが
れっきとした アナウンス もないままに
我々の周りには 途方もない 無作為な 「情報」 が蠢いている

我々は
それを
自力で解読し
善悪やら 良し悪しを決定しなければならない
だから 悩み 痛み 死に進みたがる



 現実問題
僕の書くことや 描くことや 発する言葉は
他者への共感を求めるものではない
もしくは
 「共感できました!」 というコメントを求めたいものでもない

自分以外のモノはすべて パズルピース だ

土曜の朝にスーツを着た自分の姿を見た時の感情
駅で土下座する中年男の視線の先
加減のない叱咤をあびせるどこかの母親の表情
子供の乱れた髪

すべては パズル なんだ

犬が尻尾を振っている
空が曇り 雨が垂れる
特上天セイロウの甘い蕎麦の舌ざわり
すりぬける札束
ビール
下らない感情の波 大事な想い
一喜一憂
泣くこと 笑うこと
それを忘れないこと 思い出してまた泣ける夜のこと

みな パズル なんだ



それを集め 組み合わせ
「自分の世界」を構築するということ
その試行 反芻
そして その先にある選択 決定

それが 「世界」 ということだと

確信している





? この街の中で押し合いへし合い
  僕らは歩いてく
  多少の摩擦があっても
  擦れずに
  心を磨いていくなんて出来るかなぁ

  坊主が屏風に上手に坊主の絵を書く
  と言うだろう?
  なら
  僕は愛してる人に
  愛してる
  という ひねりのない歌を歌おう

  意味なんかないさ
  深くもないし
  韻だって踏んでない
  ただ
  偽りなく
  飾りもない
  まぎれもない
  想いだけが
  そこにはあるんだ

  LOVE はじめました

  毎度毎度のことですが

  LOVE はじめました

  去年よりおいしくできました

  LOVE はじめました

  そいつで大人になりました

  LOVE はじめました



  嗚呼



  お口に合いましたか?  ?



[ Mr.Children/LOVE はじめました ]



( つづく )

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