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あちゃー。。。 ⇒ そうなりますか。。。

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$144:もういっかい。

? どれくらいの値打ちがあるだろう?
  僕が今生きているこの世界に
  すべてが無意味だって思える
  ちょっと疲れてんのかなぁ
  
  手に入れたものと引き換えにして
  切り捨てたいくつもの輝き
  いちいち憂いていれるほど
  平和な世の中じゃないし
  
  一体どんな理想を描いたらいい?
  どんな希望を抱き進んだらいい?
  答えようもないその問いかけは
  日常に葬られてく ?



朝というモノゴトが発生して
目が開いて 「起きるべきなのだ」 と脳が反応してやっと
自我が開いて 自分が誰なのかとか 何故ここにいるのかとか
気づく生活だ

朝一番でタバコを吸って
決まって気持ち悪くなるって知っているのに
それを止めないのは 病気としか言えないよな
そのくせ いい給料貰って いい飯食って生きることは罪
でも大した罪悪感もないままに
人を憎みながら 今日も外にでていくんだ





? 君がいたらなんていうかなぁ
  「暗い」と茶化して笑うのかなぁ
  その柔らかな笑顔に触れて
  僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに ?





実は 誰がそばにいたって 変わらないさ
そんなの 生まれた時から知っているんだ
それを 忘れてしまっただけなんだ
「お前は夢想家か?」 って人が言う
違うさ 我々は生まれながらの失望者だ
それを取り戻そうとしているからこそ

唄がある





? 決して捕まえることの出来ない
  花火のような光だとしたって
  もう一回 もう一回
  もう一回 もう一回
  僕はこの手を伸ばしたい
  誰も皆 悲しみを抱いてる
  だけど素敵な明日を願っている
  臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
  どれだけ愛することができるだろう? ?





夜中に目が覚めて 闇を見つめてみる
闇は 闇 だ
それだけが 真実だ
だけれども 時間が経つにつれて目は慣れていき
つじつまの合いそうな風景を映し出していく

多分 それは間違いなんだろう
闇が闇であることを 認めてからが 僕らのスタートだ
でも
メディアだとか世間体だとか友達との関係だとか
そういうものが邪魔をしてる
「本当のこと」を「突き詰める時間」は 奪われていく

それは 今 この世界では
不幸そのものでしかない





? 考えすぎで言葉に詰まる
  自分の不器用さが嫌い
  でも妙に器用に立ち振舞う自分は
  それ以上に嫌い
  
  笑っていても
  泣いて過ごしても平等に時は流れる
  未来が僕らを呼んでる
  その声は今 君にも聞こえていますか? ?





考えることは好き
でも 考えすぎて 今じゃもう 他人が大嫌い
それを後悔してるかい?
そう 自問自答する時があるけれども

迷わなくなったら 自分じゃないんだな

そう 思えるよ
だから このまま行こう

この頃 よく幽霊を見る
愛した人の亡霊が 僕を惑わしている
良かった記憶 それが 僕を後悔と懺悔に導く
でも
本当に良かったなら別れたりしなかったじゃないか
僕が 僕の気持ちを大事にして生きるためには
あの人は 向いていなかったんだ

それなら それでいいじゃないか

さぁ 明日という未知へと いかなきゃ

いかなきゃいけない





? さよならが迎えに来ることを
  最初からわかっていたとしたって
  もう一回 もう一回
  もう一回 もう一回
  何度でも君に逢いたい
  めぐり逢えたことでこんなに
  世界が美しく見えるなんて
  想像さえもしていない 単純だって笑うかい?
  君に心からありがとうを言うよ
  
  滞らないように 揺れて流れて
  透き通ってく水のような
  心であれたら
  
  逢いたくなったときの分まで
  寂しくなったときの分まで
  もう一回 もう一回
  もう一回 もう一回
  君を強く焼き付けたい
  誰も皆 問題を抱えている
  だけど素敵な明日を願っている
  臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
  どれだけ愛することができるだろう?
  もう一回 もう一回 ?





3年後
5年後
そして 10年後
僕は この自分の記録を眺めるだろう
その時 なんて思うのかな?
たぶん こうだろう



「 僕は まだまださ
  まだ やれるんだ もう一回 もう一回ね 」





愛はくだらない
でも 渇望せずにはいられない
希望が毎朝 空に昇ってくる
それを感じられなくなったら 死人だ
だけれども 負けそうだ

でも もう一回

誰もが そう念じながら暮らしている
「みんなそうだから いいじゃない」 なんて言いたくないさ
でも それでも
 でも それでも
汚れた身の上にこそ パッションがあるって信じていたいんだ

もう一回

ありふれていたって構うもんか
もう一回 やるんだ やり続けるんだ

ずっと考えてるよ
「愛はあるか?」って 
その迷いこそがモチベーション
実は いつも いつでも 陰で僕を愛してくれる人らに感謝しながらさ
もう一回
ステップするんだ

そう
もう一回

何度でも もう一回





もう一回


[Mr.Children/HANABI]

(つづく)

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$143:頭痛薬。雨。電子音。雨。

掴みかけて手に入れられない 答え
それを 幾度 経験したんだろうな

湿った白い箱に詰まったモノを見た
「猫の死体です」 そう書かれた箱はゴミ捨て場にあったんだ
それを見て それを素通りした時
感じた 掴もうとしたものは さぁ どこいったんだろう?

愛した女が夢に出てきて
僕に唾をかけた
「嘘にきまってんだろ」 そう言った彼女の表情と
印象と 空気と ざわめきと そこにいた「夢の中の僕の姿」に
感じた 手に入れそうになった 答えは さて どこにいった?



セブンイレブンで売っている
伊藤ハムのビーフジャーキーをグチャグチャに噛みながら
ビールを胃に流し込んで
すぐまた 吐くって知っているのに しこたま飲んで
部屋の電気を消して 哀しい音楽をかけて
PCの画面をのぞく僕の姿は まるで 呪術

さて 何を呪おうか
さて 誰をころしてしまおうか
明日 あいつに何て言ってやろうか
そんな呪術 毎晩のように繰り返して
そのくせ 従順なものごとを求めて夢想して泣いたりして
それは病理 しかもそれを現代のせいにして
さて どうやって 明日を呼び込もうか?
考え疲れて ただ ただ ベッドに倒れこんで
目覚めて 妙に神聖な気持ちになったりして
会社に行って とても優しい上司を演じて
飲み会で部下をかばったりして
「貴方みたいな人間になりたい」って賛美されて
いい気になったりして
家に戻って嘔吐したりして リセットしたりして



ゴミ捨て場で眠る死体を思い出したりして
また 吐いて
乾いた牛の肉を頬張ったりして
それを 吐いて



僕が欲しいものは何だろう

ただ

「うん」 って言える

そんなモノだったはずなのにな

年月と生活環境とプライドと蓄積された経験が

それを奪ってしまった

ただ

「うん」って言えるモノを 手に入れなきゃいけない

そのためには もう



独りで 生きなければ いけないと



僕は



知っているんだ



きっと この時代の 君もそうなんだろ?



(つづく)

::004:: >> 向登男

芳川とは、高校の時同じクラスに2回なった。
とにかくよく笑う奴で、クラスではリーダー的な印象のある男だった。
彼と何故、僕が親睦を深める事になったのかはあまり覚えていない。

僕は高校時代、卑屈に歪んで毎日を過ごしていた。
世界から少し離れたところから物事を見るような、冷めた人生観を抱いていた。
授業もサボり気味で、部室にこもってマンガを読んだり、家で寝ていたりした。
僕の高校は地元では名門と詠われる男子進学校で、僕はそこに合格した。
しかし、学校全体に広がる根拠の無い優越感、形だけの自由に、
僕は入学後1年で嫌気がさし、うんざりしていた。
誰もが妙な自信に満ち、他校の連中をあざけり、罵っていた。
芳川は、しかし、そんな連中の中で唯一まともなバランス感覚を持った人間だった。

彼との初めての接点は何だったのだろう?
覚えていない。
だがやがて、僕と芳川はよく一緒に帰ったり、休日買物に行ったりするようになった。
時にはお互いの部活が終わるのをどちらかが待ち、帰りに一緒に夕食を食べたりもした。

芳川の事で一番覚えているのは、彼の口笛がとても上手かったという事だ。
彼は僕と自転車で帰る時や、休み時間、トイレ、歩きながらでもよく口笛を吹いた。
僕は今でも口笛が吹けないが、当時彼をとても羨ましく思ったのを覚えている。
お前、口笛吹けていいなー。
僕が言うと、芳川は笑って、口笛を吹いた。
口笛の音色は風に乗り、大きく揺らいだり、近くに寄り添ったりしながら、
自転車をこぐ僕らの前に流れていった。
それは、素晴らしい事だった。

芳川は高校3年生の夏、隣の某有名女子高に通う子に告白した。
その子の話は時々、芳川から聞いていた。
僕は正直に、彼なら上手くいくと思っていた。
芳川は学力もあり、スポーツも凡人よりは才能があり、将来の夢も持っていた。
なにより、生きる力に満ちていた。
自分の向かう道を正面から見据え、寄り道など考えもせず笑って進む人間だった。
僕は彼といる時間をとても嬉しく思ったものだ。
自分の悩みの小ささや下らなさに気付き、よく自分を恥じたものだった。
そしてコイツのように、芳川のように前向きに進もう、そう勇気付けられたものだった。

芳川は、フラれた。

彼は、告白し、失敗し、そのあとすぐに僕に電話をよこした。
「オレの顔は、好みじゃないんだってさ」
彼は簡潔に言った。
今から会おう。僕は言った。

深夜、僕らは高校の部室で会った。
芳川は僕に会うなり、泣いた。声を出して、泣いた。
「そうだよな。オレって、ブサイクだもんな。まいったよ。辛いなー」
そう言った後、彼は20分間泣いた。
僕はただうなずいて、芳川を見つめるしかできなかった。

その帰り、僕らは吉野家の牛丼を食べた。
芳川は、特盛を大口でかきこんだ。
「なんかさー、ヨシギュウってさ、『ハングリー精神』の象徴っぽくない?!」
彼はそう言った。僕は、そうだね、と言ってうなずいた。
そこで彼が笑い、僕は何か、救われた気がした。
とても蒸し暑い、夏の深夜の思い出だった。

現在、芳川は広島にいて、繁華街でお好み焼きを毎日焼いている。
最近はめったに連絡を取らない。
だが、昨年、手紙が来た。

「おうい! げんきかー? オレは何の因果か広島で働いとるぞ。
いつか、遊びにこいや。
相変わらずひねくれてんのかー?
でも、オレはお前のそういうとこ好きだぞ。貫き通せ!
またな。」

まったく。
僕は思う。
同性を、堂々と「好き」と言える奴なんてお前くらいだぞ。
と。

しかし、僕は芳川から多くの事を学んだ。
好きなものを好きという勇気。
愛されるには、愛することから始めるのだ、という生き方。
生活に「笑い」を添える素晴らしさ。
どんな辛い事も、泣きながら飲み込んでしまうパワー。

今思えば、彼との出会いがあの頃の僕を救い、今の僕を押しているのだと、時々思う。

僕は嫌なことがあったり、人生に嫌気が差すときは、ヨシギュウを食べる。

『ハングリー精神』の象徴っぽくない?!

芳川の言葉を思い出しながら、食べたりしている。

口笛は、さっぱり上達しない。
でも、それもいいだろう。
口笛を吹こうとするたび、芳川の無防備な笑顔を思い出す。

変わらないもの。
たとえ、離れていても伝わるもの。
それが、あるのだということ。

それを知った、高校時代の話だ。
それを教えてくれた、まっすぐな男の話だ。


テーマ:小説 - ジャンル:小説・文学

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